おしゃれなオフィスを手に入れる!DIYリノベーションのススメ
先月無事引っ越しが完了し、前回のブログでは移転パーティーの様子をご紹介しました。 今回はこのオフィスができるまでを少し掘り下げてお話しさせていただきます!
もともとは純粋に荷物を移動するだけの、引っ越しになるはずでした…。
(なんならオフィス自体は原状回復※も済んでいてきれいでした。全く問題なく。)
※原状回復とは…賃貸住宅などの契約終了時に、物件を借りた時と同じ状況にすること
ただ、オシャレとは程遠い…ザ・オフィス。
「少しでもオシャレなところで仕事がしたいもんだ…」とひそかに思っていたのは私だけではありませんでした。
Slack にはオシャレなオフィスのイメージ図がぞくぞくと上がってきます…。
そう!!みんな素敵なオフィスで仕事がしたい!!!!
そんな、みんなの夢と希望を叶えるために始まったこのプロジェクト。 約1か月強の時間でデザインから施工まで、苦戦しながらもすべて自分たちでやりきりった全記録を残しておきたい!!
これから自分で部屋(もしくはオフィス)の模様替えを検討している方やローカルワークスに興味を持っていただいた方に、少しでも DIY の楽しさとローカルワークスの雰囲気が伝われば幸いです。
オフィスリノベーションの全容
1. デザインを考える
みんな「こんなオフィスにしたいなー」というイメージを持っているものの、なかなか具体的な話が進まず困っていた時、突如救世主が現れました。
それはなんと前職でイベントスペースなどのデザインをされていた経験があるというこちらの方!!
デザイン担当、修行です。
みんなが出した希望をサーっとイメージボードに起こしていく。
…何これ!!かっこいいっ!!!
普段はカスタマーサポートのお仕事をしていらっしゃる修行さん、デザインセンス抜群です!感動ですっ!!!
2. 部材選びと施工
具体的なデザインができて勢いに乗ってきたところで、次は実際の材料選びがスタート。
今は非常に便利な時代になりまして、いろいろな DIY 用の材料があるのでググればいくらでも出てきます。
我々はプロではないので、こういった便利アイテムをフル活用して作りました。
ここからは実際の施工写真をご覧いただきながら解説します。
フローリング
ご覧の通り、施工前はタイルカーペットが敷き詰められたシンプルなオフィスでした。
今回のオフィスリノベーションで真っ先に上がったのが「床をフローリング(木)にしたい」というものでした。
でも…フローリングは高いっ…!!まして無垢など以ての外…。
そこで見つけたのがこちら。
[フロアタイル タイル オールドティンバー フローリング材貼るだけ 接着剤 フロアマット DIY リフォーム 木目調 ウッド 72枚セット]
ラスティックヒューンパイン No.2
これは一枚が 約914mm|横幅:約152mm|厚み:約1.5mm|の板になっていて、表の見た目はとてもリアルです。
そして裏にノリがついてるので、そのまま床に貼れるという優れもの!!
しかも厚みもほどよく硬さがありながら、カッターで簡単に切れるので非常に加工しやすかったです。
本当は全面フローリング風を目指したかったのですが時間の関係で今回は入り口から会議スペースまでに限定しました。
ただエリアのすみわけがきっちりできたので、結果的に良かったかなと思います。(自画自賛)
とりあえず、施工する場所のタイルカーペットを一枚ずつ剥がす作業から。
タイルカーペットについているノリがかなり強力で…なかなか根気のいる作業でした。
そしてはがすと、そこは金属の OA フロア※が!
※ OA フロアとは…一般的にオフィスや商業施設で使われる床の下にネットワーク配線などを通すために、一定の高さを設けて床を配置する(二重化した)ものを指します。フリーアクセスフロア、床上げ材などとも言われます。
金属で隙間がないタイプだったので若干の凹凸はあるものの、強度も施工のしやすさ的にも特に問題ありませんでした。 基準となる位置を柱の手前で決めて、まず縦と横の基準を貼り揃えてから、あとは並べて貼っていくだけ。
ただ末端の部分はサイズを合わせてカットしなくてはならず、ここはかなり苦戦しました…。
たまに息抜きしたりしながら、進めること2日。
そして完成したものがこちらっ!
おぉぉぉ。。。それっぽくできました。 20平米くらいでしたが、1日4~5時間の作業を2~3人がかりでやって丸2日くらいかかりました。
ちなみに本物のフローリング張替えを業者さんに依頼すると(おおよそ36帖あるので)60万くらいはかかるかと思います。
今回は本物ではないものの、材料費のみでトータル8万円程度ですみました!!
パーテーション1
次に会議室を区切るパーテーション。こちらも手直ししました。 こちらは施工自体は業者さんにおねがいしたのですが、こちらもオフィスでよく見る普通のパーテーション。
壁も白いのでなんとなく床の色味と合わず「何とかしたい!」ということで… まずは全体が汚れないように養生※をします。
※養生とは…家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために保護することです。
そして銀のフレーム部分からラッカースプレーで塗装していきます。
(シンナーの匂いがきついので換気必須です!)
次にウォールステッカーをパネル部分に張ります。
そして完成したものがこちらっ!
イメージは今流行の「ブルックリンスタイル風」です。
黒に塗装することで、全体的に締まった雰囲気になりました。
(ちなみにこの黒い壁は黒板素材になっているので、いろいろとチョークで書き込むことができます)
今回使用したのはこちら↓ [RoomFactry]楽天店 プレミアムウォールデコシート(R-WA113) [Takarafune]貼ってはがせるシール式 黒板シート
パーテーション2
その次に気になったのは入り口の部分。
お客様がいらっしゃったときに向こう側が全部見えてしまうのはちょっと…。
ということで、木を使ってパーテーションを作ることにしました。
まず必要な長さでカットしてもらった2×4木材を32本購入。 これを塗装して、組み立てます。
塗装終了。
施工管理による最終チェック。
そして出来上がりはこんな感じになりました。
途中塗装用のオイルの必要量を見誤り足りなくなるというアクシデントもありましたが、何とか間に合いました…苦笑。
エントランス
最後にローカルワークスの顔ともいえるエントランスです。
施工前はごらんの通り、こちらもよく見る一般的な雰囲気でした。
そんなエントランスの新しいデザインはこちら↓
入り口手前のエントランスは電気配線については専門の方お願いしたものの、それ以外はすべて自分たちでやりました。 まずは木目の壁紙から。
木目のシートは壁紙の上にそのまま張っているのですが、凹凸も継ぎ目の部分も目立たず(よーく見るとわかりますが…笑)それでもイメージ通りの仕上がりになりました!
ちなみに作業時間は二人がかりで3時間ほどで終わりました。
木目調の壁紙はノリがもともとついているのでシートをはがして引っ張りながら貼るだけのタイプですが一人だとなかなか作業しにくいです。
二人体制で、一人が裏のシートをはがしながら下に引っ張りつつ、もう一人が上から空気を抜きながらガシガシ貼っていくスタイルが一番安定してきれいに貼れます。
そして棚をつけて、
ロゴを張り、そして完成したものがこちらっ!
ちなみにこちらに使用したものは、先ほどパーテーション1の時に使ったシートの柄違いです。
[RoomFactry]楽天店 プレミアムウォールデコシート(W-WA312)
そしてこれらの作業が全部終わり、完成形がこちらっ!!
3. 最後に
施工にかけられる期間は正味1ヶ月ちょっとしかありませんでしたが(しかも仕事の合間にちょこちょこやるというスタイル)、まさか自分たちでオフィスを作る日が来るなんて…
貴重な経験ができた事も、また作業をする中で私たちのサービスに賛同していただいている加盟店のみなさんの日々の仕事を少しでも理解できたという意味でも、いい機会だったのではないかと思います。
ただ、思っている以上に時間がかかりました。。。
普段職人さんが簡単そうにサッとやっている作業は、日ごろの鍛錬のたまものであると改めて実感しました。
DIY プロジェクトはこれをもって終了しますが、せっかくオシャレに作りこんだので、大切にメンテナンスをしながらどんどん進化させていきたいと思います。