先日、なんと代表取締役の清水さんに初めてインタビューをさせていただきました! 清水さんの「生の声」をそのままお届けします!
こんにちは。ローカルワークスインターン生の籠瀬です。
弊社ローカルワークスでは、定額リフォームB2C比較サイト『リフォマ』、建築業界のB2Bマッチングプラットフォーム『ローカルワークス サーチ』、
建築事業者間の決済代行・保証サービス『ローカルワークス ペイメント』などの建設事業者の課題解決を行うサービスを提供しています。
先日、なんと代表取締役の清水さんに初めてインタビューをさせていただきました!
清水さんがCEOとして求める人材像であったり、ローカルワークスの社員さんに対する秘めたる思いなどを語っていただきました。清水さんの「生の声」をそのままお届けします!
【代表プロフィール】
名前:清水勇介
経歴:米国オレゴン州立大学経営学部卒業。 株式会社ラクーン、株式会社IDOM等のベンチャー企業にて経営企画や新規事業開発、株式会社コーポレイトディレクションにて経営コンサルティング業務に従事。
その後、株式会社グリーンイノベーションズホールディングス取締役副社長を経て、株式会社ローカルワークスを設立。
馴染みの薄い業界を「自分ごと化」する
いきなりですが、清水さんの求める人材像を一言で教えてください!
一言で答えるのは難しいね(笑)
3つこれは必須だなと思う資質がある。強い好奇心・素直さ・GRID、つまりやり抜く力だね。これらは資質と言うか、なかなか後から養成するのが難しい。
ローカルワークスのCEOになってから様々な人を見てきた中で思ったのは、建設業は一般的に馴染みが薄い業界である分、他と比べて自分ごと化するのが難しいってこと。
例えば飲食とかファッションとか旅行とか、マス受けしそうな業界だと自分自身の体験があるからオーナーシップも持ちやすいんだけど建設業だとそうはいかない。
そういった中でサービスの意義とかを肌感覚で理解できる状態になるためには、好奇心が大事になってくる。
「何でこれってこうなっているんだろう」「どうして非効率なんだろう」といったところに対する興味とか探究心が物事の出発点になるからね。
そこら辺への感度が高くないと、なかなか自分ごと化するのも難しいと思う。
あとは、僕たちは前例のないこと・達成するのが難しいことを成そうとしているわけだから、それを続けていくためには素直であることがすごい大切。
なぜなら、新しいことって実際にやってみて、お客さんにフィードバックを頂いた上で再度思考し改良していくプロセスが必要になってくるから。
そのためには、自分は正しいと思って仮説を立てて取り組んでいたとしても、お客さんの声を受け入れていかないといけない。
最後にGRIDに関してなんだけど、やろうとしていることが容易に達成出来るものではない以上、試行錯誤しながら継続的に、根気強くやっていく必要がある。それが出来る人の方が向いてるとは思うよね。
ローカルワークスの哲学 “SOUP”
ローカルワークスが掲げるValueである「SOUP」も求める人材像に関連したものですよね?
そうだね。
さっき話した3つの素養に加えて「SOUP」っていう僕たちがValueとして掲げる、仕事への取り組み方・考え方が備わっていることを、お仕事を一緒にやっていく上では求めたい。
まずはSpeed。
生煮えの状態で構わないからさっさとやる。人間って一生考えていられる生き物なんだよ。哲学者なんて死ぬまで考えてる。
思考することはもちろん重要なんだけど、いくら考えてもそれは仮説でしかない。
それなら、ある程度の段階でまずは試してみて、お客さんに実際に聞いて、駄目なら駄目ですぐ切り替えた方が良いと思うんだよ。そのためにはやっぱりスピードが大事だね。
次にOwnership、主体性。
「自分ごと化していく」ことが仕事においてパフォーマンスを発揮していく上では重要だし、本人の成長っていう観点からしても、オーナーシップを持てないことをやるのは本当にもったいない。
だって面白くないだろうし、コミット出来ないもん。結局本人のためにも大切なんだよ。
3つ目がUserfirst。
ここで言う「お客さんファースト」は、単に「何でもお客さんに聞いてその通りにやる」っていうことではなくて、そこから更にもう一歩進んだイメージを持っている。
よく例えに出す話なのだけれど、昔自動車が登場した時って、それまでのスタンダードは馬だったんだよね。
そうすると、自動車が発明されても普通の人にはあんまりピンと来ないから「こんなもの何の役に立つんだ」ってなかなか受け入れてもらえない。
だけど、交通手段に対する人間の根源的な欲求はそもそも「目的地に安全かつ早く安く着きたい」みたいなもので、そこにアプローチするにはお客さんが想像する範囲を超えていかないといけない。
そうして生まれたのが自動車。つまり、お客さんの求めているものは本質的には何なのかを常に考えていく必要があるって話だね。
最後はProfessionalism。
オーナーシップとも被るんだけど、仕事である以上プロ意識を備えた上できちんと責任を持ってやっていけると良いよね。プロフェッショナリズムはシンプルだね(笑)
400年続く特殊な業界事情
これらの求める人材像とVision/Missionとはやはり繋がっているんですか?
うん、まず建設業という業界自体が冒頭の3つの素養が無いと興味関心を持ちにくいと思っている。
それから、建設業の「細分化された様々な業種が複雑に絡み合い、一次請け・二次請け・三次請け…と延々と続く、下請けの多重階層構造」は江戸時代から400年以上も続いてきた。
この重層構造に対して「もっとこうしたら良いのではないか」と思ってVison/Misiionを掲げて問題提起していくわけだけど、それって既に何度も言ってる通りで簡単なことではないと思う。
そもそも解を持ちえないものに対して仮説を紡ぎ出して実際に形にしていくところまで素早く実行していく。
そのためには、お客さんの声を聞く素直さだったり、好奇心みたいなのが必要なんじゃないかな。
建設業という業界とVision/Missionから降りてきたのが、求める3つの素養であり、目指したい行動特性であるSOUPっていう感じだね。
(編集部追記:ローカルワークスのVision/Missionに関して清水代表が熱く語った記事はコチラ!)
社員の人生に対しても自分は責任があると思うんです
少し違う角度からの質問になるのですが、清水さんにとって社員さんはどういった存在ですか?
仲間であると同時に、自分が確実に面倒を見ないといけない存在だと思ってる。
自分はCEOである以上、当然この会社をリードして成功させていく責任はあるけれども、それに加えて社員全員の人生とか幸せに対しても僕は責任があると思ってる。
ローカルワークスで過ごす時間をその人の人生にとって有意義なものにしていかないといけない。
だから、その人が将来目指しているものに辿り着くために、今この一緒にいる期間で何が出来るかっていうのを僕は一緒に考えていく必要があるし、やりたいと思っている。
もちろんこの会社にずっといてもらうのに越したことはないけど、他の世界でやってみたいっていうのも当然あるだろうし。
自分も5.6回転職しているから、そのあたりに対する理解はあるからさ。CEOとしての立場と、一人のリーダーとしての立場があるから難しいよね(笑)
なるほど。ではそんな中で、「働く場としてのローカルワークスの価値」はどんなところにあると思いますか?
まずは自由度が高いところ。
あとはポジションの階層がそんなに無いから、年齢とか経験に関係なく、本来重要な役職の人物がアサインされるような仕事もやりやすい。
他の会社だったら出来ないレベルのことが出来ると思う。
少し前までは自由度が高すぎて、時々後から振り返った時に本来の目的からずれてしまっていた、みたいなことがちらほらあったんだけど、
今はAsanaというタスク管理ツールを導入したりすることによって、ゴールや目標をきちんと管理してる。
結果よりも、適切なプロセスをちゃんと踏んだかっていうことの方が長い目で見ると大事。いろいろ考えてやって上手くいかなかったら仕方ないよ。
そもそもの仮説が間違っていた、みたいなケースもあるだろうし。だからこそ、どちらかと言うと打率を上げていくような仕事の仕方をしていくべきだと思う。
見ているのは素養と伸びしろ
採用の際に大事にしているポイントなどはありますか?
SOUPは結構難しいことを要求していると思っている。出来具合は人それぞれだろうし、若ければ若いほどそんなには出来ないのが当たり前。
だから一番は素養と伸びしろを見てる。これまでいろいろな人と仕事してきたんだけど、「伸びしろ」はやっぱり素直さ・GRIDと深く繋がってるね。
好奇心に関しては、与えられたことを着実に遂行することが好きなタイプの人もいるから一概には言えないと思うけど…。
でもコツコツ積み上げられる人の方がやっぱり伸びると思うね。多少地頭が良いだけでは駄目。ウサギとカメの話じゃないけど、「自分イケてるな」って思った瞬間その人の成長はスタックすると思ってる。
能力は高いに越したことはないけど、それ以上に自分は素養や伸びしろを見ているね。
最後の質問です。ずばり、未来の社員さんにはローカルワークスに何をもたらしてほしいですか?
職能的なところに関しては是非募集記事を見てもらえれば(笑)
あとは、職能以外だとローカルワークスが掲げるVision/Missionの達成を加速させてほしいと思っています。
もちろんスーパーマンみたいな人でも良いんだけど、チームとしてそれを加速させていくためにチームにおいて何らかの役割を担ってくれると嬉しいよね。
清水さんへのインタビューは全部で1時間半にも及びました。 清水さん、本当にありがとうございました!